第20260401号
蒔く者と刈る者がともに喜ぶため
市川教会
平塚修久
キングダム【20260401】号
現在、私たち基督聖協団は、新たな決心をもって、伝道について学び、取り組んでいます。一月に行われた新年聖会においても、たくさんの方々と共に、伝道について御言葉を学び、各教会での伝道の取り組みが分かち合われ、交わりと伝道を進めていくにはどうしたらよいか、どのようにして人々と繋がりを築き、どのように伝道するかを考え、学びました。 方法や方策を学ぶことはとても大事なことです。私たちは聖書から、他のグループから、またこの世からでも、良い方策があれば積極的に学び、伝道や交わりに役立てていくことが必要なのだと思います。そういう意味で今後も継続的に、それぞれの教会の伝道や交わりにおける様々な取り組みの姿を紹介し合う機会を持つことは、とても素晴らしいことであるに違いありません。 しかし、福音伝道においては、その方法や方策の前にもっと大事なことがあることも忘れてはなりません。イエス様は、このように言われました。 「それは蒔く者と刈る者がともに喜ぶためです」(ヨハネ4・36) この時イエス様は、サマリアの井戸端で出会った女性との真実な出会いと対話を喜んでおられました。そして、ご自分の言葉を信じて受け入れてくれたことを心から喜んでおられました。その喜びを「蒔く者と刈る者がともに喜ぶ」こと、それこそが伝道であると、イエス様は弟子たちに教えられたのです。言い換えると、イエス様はこうおっしゃっているのです。方法や方策も大事だが、方法や方策そのものよりも、それを用いる人こそが何よりも大切であると。 牧師のE・M・バウンズはこのように言いました。「神の方法は人である。この世はより良き方法を捜しているが、神はより良き人を捜しておられる」神様が捜しておられるより良き人とはどのような人でしょうか。それは、伝える喜びを知っている人、そういう喜びに満たされて生きている人ということではないでしょうか。そして、それはまさしく聖書が伝えているイエス様の姿でもあるということができます。それゆえ、イエス様の伝道の方策を見出そうとする前に、それ以上に大切なことは、イエス様が持っておられた喜びを知り、イエス様と同じ喜びを味わい、同じ喜びに生きる者とされることであるということです。なぜなら、それこそが宣教のエネルギーであり、どのような困難をも乗り越えて宣教を継続させる力となるからです。伝道の使命をまっとうするために最も必要なものは、心の奥底から湧いてくる喜びであるということができるのではないかと思います。 皆さんは、この喜びを知っているでしょうか。この喜びを味わい、この喜びに生きているでしょうか。 キングダム2026年4月号より