第32回 私たちの子育て
基督聖協団名古屋教会  岡本節子  

 現在、我が家の長男(勝太)は7才(小2)、次男(雄太)は3才になったばかりで、四六時中一緒の毎日です。長男に関しては、ただ可愛いで済んだ時とは違い、学年が進むにつれそれなりの悩みもでてくるもので、親として人並みの経験をさせて頂いています。「口うるさい母親」にはなるまいと思いつつ、そうなっている自分、二人の寝顔を見ては「ごめんね、でもありがとう」と祈ることも度々…。
 そんな慌ただしさの中にあり、子育ても試行錯誤の中にある者ですが、子どもを授かった最初から祈ってきたことがあります。それは「子どもたちがイエスさまを大好きで、主のお役にたつ子」になって欲しいということ。そのためにも、家庭が安心と愛と楽しみのある場所で「自分は愛されている」という心の核をしっかりもって欲しいということでした。
 長男本人は、初めから不安をたくさん抱えていた子だったので「とにかく安心が満ちるまで抱っこしてあげよう」と夫婦で話しました。ということで、かなり大きくなるまで(5才?)人前でも要求すれば抱っこしてあげていたのを覚えています。今でも夜は暗闇が怖く、一人で寝ることができません(恐らく乳児期のトラウマが原因)。今でも親が添い寝をしますが、最近では夫婦で合心祈祷をすると、不思議にそれを子守歌に寝てしまうようになりました。どこまでが受容でどこからが自立なのか、愛情か躾か、親なら誰でもが悩むところですが、本人の成長の速度に合わせて、じっくり励ましていくしか親にはできないことを、こんなところからも教えられています。また、成長させて下さるのは神さま、最後には、「豊かな恵み」の主に「お願いします」とお任せすることにしています。
 次男は自立心旺盛なタイプで、長男とは両極端。個性の「個」、「自分は愛されているという個」、どちらの意味合いでも「個育て」であることを実感しています。
 感謝なことに、今長男はクリスチャンスクールに通い、学校も友だちも大好きで、特に聖書の時間が好きな子に育ってくれています。多くの方に愛され、意外な度胸を見せることもあります。苦手なこともたくさんですが、親から「あなたはヨセフのようにmiracle child(奇跡の子)」と言われて、そういう者と信じているようです。幸せを感じる能力は、人一倍かな?
 器用な親ではないのですが、これだけは心がけて続けたいものがあります。絵本の読み聞かせ(聖書も含めて)、夏のアウトドアキャンプ、そして簡単な家庭礼拝です。「愛は共通の経験なしには育たない」と何かの本にありましたが、アーメンです。これらは子どもとの上質な時間を共有できた家族の宝と思っています。特に手書きのソングブックは、絵が下手ながらも子どもには好評で、賛美後のシール貼りが楽しみなようです。
 何がなくても愛と信仰継承、そして「キリストの弟子」に。そんな親の願いを祈りに託し、時には感情的になってしまう親のエゴを悔い改めながらも、子どもと一緒に成長している今現在です。
 最後に、子どもの不思議な存在に感謝します。子どものお陰で数知れない多くの人と出会うことができ、そこから伝道の可能性や、また、実際に実と言える人々が与えられたことに感謝したいと思います。「我が家と我は主に仕えん」。子育てと共に自分も「育自」され、そして共に主に仕える者になりたいと祈り求める毎日です。


キングダム2004年3月号より