メッセージ


聖書箇所

2歴代誌16:1-14

1月25日(日)
メッセージ

濱野好邦
説教題:「心を神様に向けて祈る人」
キリストだけに頼り、このお方だけを礼拝して誠実な人生を全うし、 終生、心を神様に向けて祈る人になっていきましょう。

歴代誌第二16章9節
  主はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力をあらわしてくださるのです。
「先ず祈る」
  アサはダビデから数えて五代目の子孫です。名君として尊敬されていました。
偶像礼拝をする母親を王母の地位からおろし、様々な偶像を処分してユダの国に神様を礼拝する体制を整えました。さらに、心を尽くし、精神を尽くしてその父祖の神、主を求め、だれでもイスラエルの神、主に求めようとしない者は、小さな者も大きな者も、男も女も、殺されるという契約を結んだのです。
  王位に就いて暫くするとクシュが100万の大軍でユダを責めてきました。 出陣したアサは先ず、はじめに神様に「主よ。力の強い者を助けるのも、力のない者を助けるのも、あなたにあっては、変わりはありません。私たちの神、主よ。私たちを助けてください。」と祈ったのです。主はアサの前とユダの前に、クシュ人を打ち破られたので、クシュ人は逃げ去っていきました。
  アサ王の35年間はユダの国に平和が続きました。36年目に北イスラエルの王バシャがユダに攻め上って来ました。イスラエルはアラムと同盟を結んでいました。アサ王は一言の祈りもせず、金銀財宝をアラムのベン・ハダテ王に贈って、イスラエルとの同盟を破棄してユダと同盟してくださいと頼みました。
  ベン・ハダテがイスラエルを後ろから攻撃したので、バシャはアラム軍に応戦するためユダから撤退しました。アサはバシャが残した軍事物資をごっそり手に入れてしまったのです。祈らずに金銀と人間に頼ったことを神様はナニを通じて厳しく咎められました。それを怒ったアサは予見者ハナニに足かせをかけてしまいました。終にアサは神様から両足を打たれ、立ち上がれないまま死ぬことになったのです。私たちが神様に心を向けるには聖書をしっかり読む以外に手段はありません。
  困った問題に心を奪われるより、すべての真実なこと、すべての誉れあること、すべての正しいこと、すべての清いこと、すべての愛すべきこと、すべての評判の良いこと、そのほか徳と言われること、称賛に値することがあるならば、そのようなことに心を留めて生きていくようにしましょう。
  キリストだけに頼り、心を神様に向けて祈る人になっていきましょう。