メッセージ


聖書箇所

使徒1章8節
聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、
エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人とな ります。」

4月19日(日)
メッセージ

濱野好邦
説教題:「証し人になる」
説教要旨:聖霊に満たされてキリストの証し人として生きよう。

神は、すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられます。
テモテ2:4

 私たちは、イエス様の十字架の死と復活により、又、先生方や先輩信者さんの救いの証しを聞いて、キリストを信じるようになり、その結果救われたのです。
もし、誰もイエス様による救いを私に話してくれる人がいなかったら、私は救われなかったに違いありません。
  多くの人が、入れ替わり立ち替わり、私にキリストを信じて救われたと証言を繰り返してくれたおかげです。相模原で五・六人、飯田で七、八人、千葉では数え切れないほどの人たちから「私はキリストの十字架を信じて、罪を赦されて救われました」という話を聞き続けました。
  当初は何のことだか分かりませんでした。信じるということが何をすることだか分からなかったのです。しかし、教会生活を継続する中で、証ししてくださった方の話と共通する体験を重ねる中で、自分もキリストを信じているということが分かってき、悩みに包まれたときに、キリストを信じるということを意識的に実行してみて、確かに心の平和が回復し、キリストは信じる者を必ず救うという確信に至ったのです。
  ですから、今は人から聞いたことの受け売りではなく自分の経験としてキリストの復活とキリストによる救いを証言出来るのです。私の心の中で聖霊さまがそれを保証していてくださるからです。
  ペンテコステまでの5週間、聖霊に満たされて証しする人になれるように祈りましょう。

出エジプト記12章12節13節
 その夜、わたしはエジプトの地を巡り、人をはじめ、家畜に至るまで、エジプトの地のすべての初子を打ち、また、エジプトのすべての神々にさばきを下そう。
わたしは主である。あなたがたのいる家々の血は、あなたがたのためにしるしとなる。わたしはその血を見て、あなたがたの所を通り越そう。わたしがエジプトの地を打つとき、あなたがたには滅びのわざわいは起こらない。
「身代わり」
 イスラエルの民はエジプトで奴隷にされていました。神様はエジプトの地のすべての初子を打ち、その混乱に乗じて一気にイスラエルをエジプトから脱出させました。神様はエジプト人とイスラエル人を区別する方法として、子羊を屠殺してその肉を焼いて食べることと、子羊の血をイスラエル人の家の玄関(鴨居)に塗ることを命じました。
 エジプトの地で初子が皆殺しになるという災いが起こるとき、イスラエルの家には災いが入らないようにするためです。この時、屠殺された子羊を「過ぎ越の子羊」と呼びます。子羊の犠牲によって災いが過ぎ越したからです。イスラエルが救われるためにエジプトの初子と、当歳の子羊が犠牲になったのです。
 私たちクリスチャンが救われるために、神様の御子イエス・キリストが犠牲になりました。イエス様は過ぎ越の子羊として屠られたのです。神様を否定し、神様を無視し、神様に背いて生きていくということは、キリストがいのちを犠牲にしなければ解決されないほどの大罪だったのです。
  14節にはイスラエルに対して、過ぎ越の祭りは「代々守るべき永遠のおきてとしてこれを祝わなければならない」と命じられています。私たちにとってのキリストの十字架は、毎日立ち返っていく信仰の原点になっているのです。キリストの身代わりの死がなければ私たちが救われるということは無かったからです。

  聖霊に満たされてキリストの証し人として生きよう。