メッセージ


聖書箇所

ルカ1:26-38

12月20日(日)
メッセージ

濱野 好邦
説教題:「神にはできる」
説教要旨:神様の全能の力に頼って前進しましょう。

 「神にとって不可能なことは一つもありません。」マリヤは言った。「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」こうして御使いは彼女から去って行った。
「マリヤの決断」
 皆様、クリスマスおめでとうございます。イエス様が私たちの救い主としてお生まれになったことを心から喜び、お祝いいたします。今は世界中の全ての国でクリスマスが祝われるようになりました。仏教国でもイスラム教の国でもそのほかの全ての国にイエス様が救い主だということが知らされたのです。

 きょうの聖書はマリヤが神様の御子である救い主をお胎に宿すと決心をした場面です。始め、いきなり天使が現われて、マリヤに「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます」と告げたのです。それを聞いたマリヤは「これはいったい何のあいさつかと考え込んだ」のです。
 すると天使は「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです。ご覧なさい。あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。その子はすぐれた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また、神である主は彼にその父ダビデの王位をお与えになります。彼はとこしえにヤコブの家を治め、その国は終わることがありません」と続けて語りました。
 マリヤは納得できませんから「どうしてそのようなことになりえましょう。私はまだ男の人を知りませんのに」と反論しました。それで天使は「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。ご覧なさい。あなたの親類のエリサベツも、あの年になって男の子を宿しています。不妊の女といわれていた人なのに、今はもう六か月です。神にとって不可能なことは一つもありません」と説明しました。
 マリヤは納得して「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように」と言って天使を通して語られた神様のみことばに従う決断をしたのです。たったこれだけの説明で大きなことを良くも決断できたものだと思います。

 聖書の中には不思議な生まれ方をした人が二人も登場します。一人はアブラハムの後継ぎに生まれたイサクです。アブラハムは100歳、母のサラは90歳でした。もう一人はバプテスマのヨハネという人で、お父さんはゼカリヤでお母さんはエリサベツでしたが、二人は60歳を過ぎていました。赤ちゃんを出産できない年齢です。しかし、神様は不思議な力を発揮して赤ちゃんを産ませてくださいました。  クリスマスでは、第一に神様が実在していることが証明されたのです。第二は神様には人にはできないことができることが証明されました。第三には神様は素直で従順な人に大きな仕事をさせてくださる御方だということが示されたのです。そして第四は、マリヤのお胎に宿ったイエス様は私たちの心に宿ってくださるお方だと教えられたのです。
 イエス様は、私たちを愛し、心の中にあって、いつも私たちとともに生きていて、私たちを守ってくださる全能で強い力を持つ神様です。マリヤはその神様の力を信じたのでイエス様を産む決心ができたのです。私たちの生活の中でむずかしい問題やうっとうしいことがしばしば起こりますが、そういうとき、神様の全能の力に頼って前進するクリスチャンでありたいと思います。

 神様は私たち味方です。神様は全能の力で私たちを神の子にしてくだいます。私も神の子なれるのだと考えましょう。神様は全能の力で私たちの未来を開いてくださいます。私の未来は閉ざされているとは考えないで、私の未来は開かれると考えましょう。私にはできないと言わないで、神様にはできると言いましょう。そのように神様の力に頼るとき、私たちは困難な場面でも足を前に向けて踏み出すことができるのです。

チラシ配りにもこの信仰でいきます。メッセージにもこの信仰が必要です。営業の仕事にも、学校の先生の仕事にも、家庭での子育てにも、神様の全能の力が必要なのです。神様は喜んで私たちに全能の力を味わわせてくださいます。神様の全能の力に頼って前進しましょう。